Modbusライブラリ
86Diuno IDE は、Coding 318 以降、プログラマブルロジックコントローラ (PLC) などの自動化電子機器間の通信用に 1979 年に制定された産業用通信規格である Modbus 通信プロトコルをサポートするためにこのライブラリを追加しました。<p>>
Modbus は、マスター/スレーブアーキテクチャに基づくプロトコルです。ネットワーク全体にわたって、マスターノードが複数のスレーブノードと通信します。各ノードには固有のアドレスが割り当てられています。マスターノードが指定されたアドレスのパケットを送信すると、対応するアドレスを持つスレーブノードのみがパケットを受信して解析し、パケットの内容に従って命令を実行して応答します。
86Duino の Modbus ライブラリには、以下の機能があります。
- Modbus RTU、TCP、ASCII プロトコルをサポートします。
- Modbus マスターノードまたは Modbus スレーブノードとして動作可能です。
- Modbus ゲートウェイ機能をサポートします。
Modbus マスター
Modbus マスターは、86Duino が Modbus マスターをシミュレートし、チャネル上のスレーブノードにパケットを送信できるようにします。<p>>
ModbusMaster クラス
Modbus 伝送にはシリアル/イーサネットを使用します。
– begin()
ModbusMasterNode クラス
対応するノードパケットコマンドを送信します。
–attach()
–getResponseBuffer()
–clearResponseBuffer()
–setTransmitBuffer()
–clearTransmitBuffer()
–beginTransmission()
–sendBit()
–send()
–available()
–receive()
–readCoils()
– readDiscreteInputs()
– readHoldingRegisters()
– readInputRegisters()
– writeSingleCoil()
–writeSingleRegister()
–writeMultipleCoils()
–writeMultipleRegisters()
–maskWriteRegister()
–readWriteMultipleRegisters()
Modbus Slave
Modbus Slave は、86Duino に Modbus Slave ノードをシミュレートさせ、チャネル上でコマンドを受信し、コールバック関数を実行させます。<p>>
ModbusSlave クラス
Modbus 伝送にはシリアル/Ethernet を使用します。
ModbusSlaveNode クラス
対応するパケットを受信して解析し、データレジスタにアクセスして、コマンドに応じてコールバック関数を呼び出します。
コールバック関数のポインタ配列。
スレーブレジスタ関数への直接アクセス。通常はコールバック関数で使用されます。
–readCoil()
–writeCoil()
–writeDiscreteInput()
–readHoldingRegister()
–writeHoldingRegister()
–writeInputRegister()
Modbus Gateway
Modbus Gateway は、86Duino を Modbus マスター通信データを転送するゲートウェイである Modbus Gateway としてシミュレートします。 <p>>
ModbusGateway カテゴリ
Modbus マスター通信データを転送するゲートウェイ。
–begin()
–connect()
–setTimeout()
–poll()
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ライブラリリファレンスホームページ
86Duino リファレンス資料内のテキストArduino リファレンス から改変され、Creative Commons Attribution-Share Alike 3.0 License に基づいてライセンスされています。リファレンス内のコード例はパブリックドメインとして公開されています。